猫を飼っていると人間の常識では考えられない行動を起こすことがあるので、飼い主としてギョッとすることもあるでしょう。
その行動の中の一つにビニールをなめるということがあります。
我が家のノアさんもたまにその行動をするのでびっくりします。
今日はそんな不思議な行動の理由を調べてみました。
猫がビニールをなめると考えられる理由5つ
猫は基本的に食べ物以外のものを口にすることはありません。
しかしこれらの行動は【異食行動】と呼ばれ、時に誤飲などのトラブルを引き起こすことがあります。
このビニールをなめる行動を引き起こす原因が考えられる理由は以下の5つです。
- おもちゃだと思っている
- 猫の習性
- ビニール袋に何らかの味がついている
- 何かの病気にかかっている
- ストレス
おもちゃだと思っている
ビニール袋ってカシャカシャ、ガザガザ音がなりますよね?
猫によってはこの音が出るものをおもちゃだと思っているようです。
平常時にビニール袋をおもちゃにして遊んでいる猫はこの音に興味を持ってなめたりすることもあるようですね。
猫の習性
猫は習性で興味を持ったものを前足で触ったりニオイを嗅いだりする他、なめたり噛んだりすることで確認することがあります。
これが食べ物ではないと分かれば自然と興味を失います。
ビニール袋の食感を気に入るとその後も噛んだり舐めたりを継続的にするようです。
ビニール袋に何らかの味がついている
買い物をして食料品を買った時に、その汁などがこぼれた時にビニール袋に付くこともあります。
犬に比べると劣りますがそれでも猫は人間よりはるかに優れた嗅覚の持ち主です。
袋についている何らかのニオイを察知して食べ物と思われるニオイを感じたならまずは舐めて確認します。
その際にうどんの出汁などのかつお節などの味が付いていたりすれば、猫の中でビニール袋=なにかいい匂い、味が付いているもの、として認識され、その後も継続してこの行動を続けることがあります。
何かの病気にかかっている
寄生虫がいたり消化器官に障害がある、栄養が足りないなどの場合もこのような行動を起こすことがあるようです。
体の体調不良によって食べる行動にも問題を起こしている可能性もあるようです。
ストレス
子猫の時に早くして母猫と引き離された場合ウールサッキングという布製品を噛んだりなめたりする行動を起こすことがあります。
このウールサッキングは愛情不足というストレスで引き起こることもあるようで、観葉植物やゴムや砂など、明らかに食べ物ではないものを食べてしまう異食行動を引き起こすことがあります。
飼い猫がビニール袋を飲み込んでしまった時はすぐに病院へ!
気をつけて見ていてもこれらの異食行動によって誤飲をしてしまう可能性はあります。
ビニール袋などは言わずもがな消化できるようなものではないので消化不良を起こしてしまいます。
また喉などに詰まると呼吸ができなくなってしまうので危険です。
ビニール袋にが腸までたどり着いた場合は腸閉塞を引き起こして死に至ることもあります。
愛猫の様子が少しでもおかしいなと思った場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。
深夜時間帯でも見てもらえる救急病院もあるので、日頃から家の近くで救急をしている病院をチェックしておくのが大事ですね!
ノアのビニールをなめる行動について
ここまでビニール袋をなめる異食行動の原因を調べてきましたが、実際ノアがそのような行動をするのはなぜなのか考えてみました。
彼は幼い頃(生後10日くらい)に私に引き取られているので上に挙げたようなウールサッキングの傾向があります。
愛情はもちろんたくさんかけていますが癖になっている部分もあり、最近ウールサッキングができない状況にあるため(夏仕様でそのような素材の毛布などは引き下げている)その矛先がビニール袋に向かったのではと思われます。
もう少し様子を見て判断する必要がありますが、最近仕事の関係で家に帰るのが以前より遅かったりするのでその辺りも原因としてありそうですね…
まとめ:異食行動は愛情不足の側面もあり?遊び道具にも気をつけて!
猫がビニール袋をなめる異食行動は愛情不足のストレスにもあるということが分かりました。
猫が異食行動に走れないくらいにたくさんかまってあげて愛情をたっぷり注いであげることが大切です。
また誤飲を避けるためにも普段からビニール袋などで遊ぶのは控えたほうがいいですね。
市販のおもちゃを使ってたくさん遊んであげて猫ちゃんにとってストレスのない暮らしを目指しましょう。
おいしいキャットフードが食べたい。
猫は人のように語りませんがおいしいキャットフードを食べたいと思っています。
それは食事を楽しむ人間と同じです。
おいしいキャットフードをあげた時、明らかにいつもと反応が違うはずです。
愛猫に一日でも長く長生きをしてもらう為にも素材も厳選したキャットフードを与えてみませんか??