毎日口にするものだからこそ、キャットフードは安全性にこだわりたい。そんな飼い主さんも多いと思います。
サイトによっては、「安全なキャットフード！」と題した記事のなかで「食いつきがいい！」とか、抽象的なことを言っているところもありますが、一概に「おいしいもの＝安全なもの」とは言えません。
マクドナルドや、ポテトチップスや、二郎系ラーメンっておいしいけど…、安全かどうかはまた別の話ということです。二者を混同してるサイトもあるけれど、おいしいかどうかは今回のテーマでは脇に置くことになります。
このエントリーでは、「安全」なキャットフードの定義を考えて、その中から安全なキャットフードを厳選してご紹介します。
※なお、なにをもって「安全」とするかは人によると思います。このエントリーでは「普段の食事で与えても、健康的なリスクが大きくならないキャットフード」を「安全なキャットフード」だとします。
安心かどうかを見る2つの目
キャットフード後進国の日本では、キャットフードが法律上で「食品」ではなく「もの」扱いされてしまいます。
だから、粗悪な原料を使っているキャットフードも残念なことに「合法的に」流通してしまっているのです…。
さて、それでは安全性を確かめるためにはどうすればいいでしょうか？ポイントは2つあります。「成分」と「メーカー」です。
キャットフードに含まれる成分
以下の成分を含むものはやめておいたほうがいいです。
エトキシキン（酸化防止剤）、合成着色料（特に赤色2号は発がん性があるため）、肉副産物、ビートパルプ
1つずつ見ていきます。
エトキシキンは酸化防止剤として使われています。しかし発がん性があったり、アレルギーを引き起こしたり、皮膚トラブルのもとになったりするため、やめておいたほうがいいでしょう。
エトキシキンはあまりに毒性がキツすぎるため、人間の食べものにはごく僅かな量でも混入することがないように法律で決められています（たとえば、エトキシキンを農薬として使ってはいけない）。
ましてや体の小さな猫にエトキシキンはキツすぎる…ということ。
合成着色料は見た目をよくするために用いられます。しかし、これは「飼い主においしそうと感じさせる」ためのものにすぎません。
以前にも記述したとおり、猫はニオイで食べ物を判断しています。何色であっても美味しそうなニオイがすれば猫ちゃんは食べてくれます。着色料のないものを選ぶといいでしょう。
キャットフードが臭い原因はこれだ！臭くなるのには理由があった ＞
「肉副産物」は、動物の目、骨、くちばしなど、肉以外の部分も含まれます。そもそもなんの動物の肉なのかも不明瞭です。この動画を見ると「レンダリング工場」の闇が見えてきますよ…。
https://www.youtube.com/watch?v=Wf0Eqxf5lD4
最後にビートパルプは、ほとんどの場合キャットフードの「かさまし」に使われています。エトキシキンのように「あったら絶対ヤバい！」ってレベルのものではありませんが、ないに越したことはないですね。
安全にも気を配ってネット検索を繰り返す人の中には、BHA・BHT（酸化防止剤）もやめたほうがいいんじゃないの？って考える人もいるかもしれません。「発がん性がある！危険だ！！」と騒ぎ立てられることも多いですものね。
しかし、BHAなどはペットフード安全法（愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律）で規定量がキチンとさだめられています。ロイヤルカナンなどはたしかにBHAが使用していますが、法律で定められた範囲内で使っているので、神経質になる必要はないでしょう。
その他、良質な原材料を使っている（＝肉や魚が多め）、膀胱炎や尿結石の予防のために程々のミネラルを含んでいる（少なすぎても逆効果。詳しくはキャットフードによっては猫が尿結石になりやすい？予防の為の方法と餌の選び方）といった点も「安全」という点からは必要な要素だといえるでしょう。
メーカーから見る
「動物保護法」を世界で最初に導入したのがイギリスです。イギリスだけでなくヨーロッパ全体的に言えることですが、ペットフードへの安全意識は日本よりも高いです。
また、キャットフードに関して「先進国」といえるのはアメリカです。たとえばアメリカではキャットフードなどの食べ物に対して AAFCO という基準を独自に定めています。
ヨーロッパやアメリカからの輸入なら、わりといけそうだ…ということがわかります。
オススメのキャットフード
当サイトのおすすめ①：モグニャンキャットフード
モグニャンキャットフードの強みはなんと言っても『安全な素材への徹底的なこだわり』。
人間が食べても大丈夫なキャットフードなのです。
猫は肉食動物なので穀物の消化は体に負担がかかります。
モグニャンキャットフードはグレインフリー（穀物不使用）、着色や香料も不使用。
原材料の63%は安全な白身魚を原料にしており、低脂肪で高タンパク質の材料は愛猫の消化も助けます。
– エトキシキン：なし
– 合成着色料：なし
– 肉副産物：不使用
– ビートパルプ：なし
– 原産：イギリス
モグニャンキャットフードは原産国がイギリスの為、株式会社レティシアンが総代理店となっており、市販としては店頭販売されていませんので入手経路がネットでしかありません。
なのであまり見たことの無い人は不安かもしれませんが安心して下さい！
このモグニャンキャットフードはFEDIAF（欧州ペットフード工業連合会：ペットフードの製造に関するガイドラインを発行し、安全なペットフードの製造に関して加盟メンバーに啓蒙・指導するとともに、製造工場に対する認定をする機関）の基準もクリアしているので安全面でも折り紙付きです。
開封後は3ヶ月くらいしか持ちませんが、それは添加物や保存剤を一切使っていないという証拠でもありますね。
また全年齢の猫ちゃんに与えられるのもこのモグニャンキャットフードの特徴でもあります。
安全面をはじめ食いつき面でも安心して愛猫に与えられるキャットフードとなっております。
当サイトのおすすめ②：ピュリナワン
いくら「安全だ」と言っても、あまりにも高額なフードを毎日与えることは難しいです。
たとえば、人間で言えば野菜やお米で考えてみるとわかりやすいです。
そりゃ誰だって「農薬を使ってないほうが安全そうだよね…」ってことはわかっています。しかし、だからといって「オーガニック（有機栽培）の野菜やお米しか絶対に食べない！」って信条の人間は少ないでしょう。無意識にコストとの天秤にかけているはずです。猫でもやっぱりそれは同じこと。
ということで、安全性とコストとの両方を考慮しつつ「安全なキャットフード」を紹介します。
それがピュリナワンです。
– エトキシキン：なし
– 合成着色料：なし
– 肉副産物：「家禽ミール」が気になる…！？
– ビートパルプ：なし
– 原産：アメリカ
ピュリナワンはネスレから出ていますが、ネスレはもともとスイスの会社です。
「ピュリナワンは家禽ミールが含まれているタイプもあるから不安だ！」という声もありますが、ちょっと待ってほしい。
ピュリナワンはアメリカの AAFCO の基準を満たしています。その AAFCO の中には「家禽ミール(Poultry Byproducts)」について独自の規定があります。
要点だけ伝えると「家禽類の清潔な部分（食べられる肉、皮、骨のみ）で作られており、頭、足、内蔵、糞便や異物は含まない。」というような内容になっています。
参考
つまり、ちゃんと食べられる部分を「ミール」として混ぜている…ということ。
サイトによっては「ピュリナワンには家禽ミールが含まれていて不安！不潔な死骸や、細菌を含んでいるかも！？」ってソースも証拠もなしに言ってるところもあるけど、ちょっと考えたらそんなわけないことがわかります。
さすがにそんなもん流通させねーよ！って話です。だって、そんなことが発覚したら法律大国では確実に訴えられて企業イメージが一気に落ちますよね？
ピュリナワンはネスレブランドだけど、ネスレほどの大手がそんなリスクを負って商売すると本気で考えて言ってるのか？という話。
コストと安全性とを考慮すれば「ピュリナワン」シリーズはオススメできるキャットフードだと言えます。
まとめ：安全なキャットフードを選んでねこちゃんの健康を
各メーカーともに【売れる商品】を開発していますが、それが必ずしも猫ちゃんの身体にとっていいものとは限りません。
海外のメーカーと聞くと日本人は少しかしこまってしまうところがあります。
製品指針は海外メーカーの方がしっかりしていることの方が多いので、海外製品だから不安…となることもありません。
猫ちゃんにとっても安心で安全なキャットフードを与えていつまでも元気でいて欲しいですね。
おいしいキャットフードが食べたい。
猫は人のように語りませんがおいしいキャットフードを食べたいと思っています。
それは食事を楽しむ人間と同じです。
おいしいキャットフードをあげた時、明らかにいつもと反応が違うはずです。
愛猫に一日でも長く長生きをしてもらう為にも素材も厳選したキャットフードを与えてみませんか？？
栄養士が配合にこだわったピュリナワン 
素材を厳選！プレミアムキャットフード『ジャガー』 
栄養たっぷりのプレミアムフード【モグニャン】 
